結婚しないと妊活できない現実①

30代半ばまで、私は自分のキャリアに悩んでいた。
親の望みもあり大卒で地元にUターン就職したが、仕事が面白くなく(男社会の関係先への外回りが多く、また職場内も閉鎖的な人間関係・・)、ずっと「このままでいいのか・・」とぼんやり考えつつも、この場所では家族や親せきからは良く思われる職場だったので、今思えば漫然と過ごしてきたように思う。
目先にはそれなりに楽しい趣味もあるし、仕事がつまらなくても、その穴埋めはして過ごして行けた。

でも、30になる頃、周りが結婚ラッシュの中、自分の将来を真剣に考えるようになった。私は彼氏もいなかったが、まずはパートナーが欲しいと思い、地元で開催される婚活パーティーや婚活マッチング会に参加した。職場の知り合いに会わないかドキドキしながら毎回参加した。正直、コンパや飲み会が苦手な私にとって、異性目的という明確なコンセプトのイベントに毎週末参加し続けるのは苦痛でしかなかった。
でも、そうするほかに出会いがなかったので、必然的な選択肢だった。なぜなら、私の職場の既婚女性の95%以上は、職場内結婚だった(今思うと普通ではないと思う・・)。
私はずっと自分の職場や仕事に違和感を抱えていたので、その場所でパートナーを見つけるということに、どうしても、どうしても抵抗があったのだ。在籍した十数年の間に、まれに私に好意を持っていただいた方も数人いたけれど、”この職場の同僚”というフィルターがかかり、どうしてもその先に進めなかった。
かといって他に出会いもない。趣味の料理教室に通っていたが、そこに男性はいないし。。


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